ソニー・ミュージックエンタテインメントが新オフィス

ソニー・ミュージックエンタテインメントが新オフィス

公開日 2023.06.27

ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)6月21日、急成長するタイの音楽市場への取り組みを強化するためバンコク中心部サムヤーンの商業施設「チャムチュリ・スクエア」内に新オフィスを開設したと発表した。タイの活気にあふれる音楽業界を高く評価し、タイのアーティストと連携し、クリエイティブかつ商業的な可能性を最大限に発揮できるよう支援していく。新オフィスは、アーティストが高品質のコンテンツを創出するためのツールを提供できるスタジオや、作曲家や作詞家が楽曲作成に没頭できる部屋などを備えている。

国際レコード産業連盟(IFPI)によると、アジアの音楽産業は3年連続で2桁成長を達成し、15.4%増加、世界全体の成長率を上回った。アジア全体の売上高は、世界の音楽市場の22.9%を占めている。特にタイの音楽産業は、2022年の売上高が1億ドルを突破、2桁の伸びを達成し、東南アジアで最も急成長している市場の一つになると見込まれている。そのうち90%はストリーミング配信からもたらされており、タイは東南アジアで唯一、ストリーミングによる売上高シェアで世界トップ20に入った。

SMEのアジア・中東地域戦略・市場開発担当社長のシュリダー氏は、「タイは戦略的な立地と活気のある音楽産業があり、SMEがアジアでアーティストを育成し、音楽産業を再構築する上で理想的な進出先だ。タイの個性的な音楽の伝統には文化的なニュアンスと芸術的な魅力が込められており、世界中の人々を魅了している。当社の革新的なプラットフォームと広範な専門知識を通じて、アーティストを支援し、タイのアイデンティティを保ちながら、文化の壁を越えて世界中の視聴者とつながることを目指す」とコメントした。

さらに、ソニー・ミュージックエンタテインメント・タイランドのゼネラルマネジャーのカネート氏は一部メディアとのインタビューで「現在、コンテンツはオンラインで配信されている。ソニーの出発点はエレクトロニクス企業であり、データ分析に役立つ多くの技術やソフトウェアを活用してきた。その結果、視聴回数や視聴時間、プレイリストなどの視聴者の情報を持っており、より的確にコンテンツを見出し、対象顧客により正確にリーチできる」と訴えた。

同氏はまた、タイのソフトパワーについて「タイは人やクリエイティビティー、文化などが優れ、外国人にとって興味深い国だ。SMEはグローバルネットワークを持っているので、アーティストの海外進出のためのゲートウェイの機能も果たせる。国内だけでは市場の成長は限られている。当社は多くの国に現地のチームを持っており、その国に合ったタイの文化を見出し、市場への新規参入は容易だ。海外市場を強化できれば、その音楽市場の規模は大きくなる」との見通しを示した。


21日付バンコク・ポスト紙(ビジネス2面)がタイ商務省として伝えたところによると、外国人事業法(FBA)により外資の参入を制限している業種で、今年1~5月の外国企業の事業認可に伴うタイへの総投資額は前年同期比18%減の454億バーツだった。国別では日本が159億バーツとトップで、2位は中国の115億バーツ、3位はシンガポールの63億5000万バーツ。また、同期間のFBA業種の外国企業の事業認可数は前年同期比16%増の274社だった。


21日付バンコク・ポスト紙(1面)によると国際経営開発研究所(IMD)が発表した2023年版の「世界競争力ランキング」で、タイは64カ国・地域中の30位と、前年の33位から3ランク上昇した。タイの項目別順位は、経済パフォーマンスが16位(前年34位)、政府の効率性が24位(同31位)、ビジネスの効率性が23位(同30位)、インフラが43位(同44位)と全項目で上昇した。その他の東南アジア主要国のランキングはシンガポールが4位、マレーシアが27位、インドネシア34位、フィリピンが52位だった。

TJRI編集部

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