タイ、ベトナムの経済モデルに変革迫る米印の蜜月関係

タイ、ベトナムの経済モデルに変革迫る米印の蜜月関係

公開日 2023.07.11

インドのモディ首相が国賓として米国を訪問した。米国内には彼はヒンズー至上主義者でありイスラム教徒などの迫害に関係があるとして、その訪問を歓迎しない向きもあったが、米国の政財界の大半は彼を歓迎した。彼の訪米は今回が6度目であるが国賓としては初めてであり、大きく報道されたのも初めてだ。

インドも中国からの工場移転先に

それは関係が悪化している米中関係を反映したものと言ってよい。今回のモディ首相の訪問を1979年の鄧小平の訪米に模す見方もある。米国と中国の関係はこの鄧小平の訪問によって急速に深化した。

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ベトナム・ビングループ主席経済顧問
Martial Research & Management Co. Ltd.,
チーフ・エコノミック・アドバイザー

川島 博之 氏

1953年生まれ。77年東京水産大学卒業、83年東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得のうえ退学(工学博士)。東京大学生産技術研究所助手、農林水産省農業環境技術研究所主任研究官、ロンドン大学客員研究員、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授などを経て、現職。
主な著書に『農民国家・中国の限界』『「食糧危機」をあおってはいけない』『「食糧自給率」の罠』『極東アジアの地政学』など。

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