タイのヘルスケア産業の強みはどこに

タイのヘルスケア産業の強みはどこに

公開日 2022.10.26

アフターコロナを見据えたタイ経済の成長軌道復帰をめぐる議論が活発化しつつある。そこではバイオ・循環型・グリーン(BCG)経済モデルが主役になりつつあるが、従来の主要経済戦略「タイランド4.0」と東部経済回廊(EEC)開発も、EECiなど7つの特定産業投資奨励ゾーンの計画を改めて紹介し、健在ぶりをアピールしている。ただ、最近の産業ニュースではエネルギーと電気自動車(EV)関係以外では農業・食品・バイオ(化学)、そしてヘルスケア分野が目立つ。

そこで、今号のFeatureでは、7月26日号でも紹介した国営タイ石油会社(PTT)のライフサイエンス子会社イノビック(アジア)の幹部に改めてインタビューし、その狙いを語ってもらった。また、このコラムではタイ投資委員会(BOI)東京事務所が実施したウェビナーを紹介することで、同じヘルスケア産業でも、タイに強みがある分野、ない分野を浮かび上がらせ、日本企業との共創が可能なフィールドを探る手掛かりとしたい。

健康安全保障でタイは世界5位

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TJRI Editor-in-Chief

増田 篤

一橋大学卒業後、時事通信社に入社し、証券部配属。徳島支局を経て、英国金融雑誌に転職。時事通信社復職後、商況部、外国経済部などを経て、2005年から4年間シカゴ特派員。その後、デジタル農業誌Agrioを創刊、4年間編集長を務める。2018年3月から21年末まで泰国時事通信社社長兼編集長としてバンコク駐在。TJRIプロジェクトに賛同し、時事通信社退職後、再び渡タイし2022年5月にmediatorに加入。

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