人口から読み解くタイとベトナムの未来

人口から読み解くタイとベトナムの未来

公開日 2022.09.06

年齢別に人口を積み上げた、いわゆる人口ピラミッドはその国の状況をよく表している。若者が多い国は活気があるが不安定。その逆で老人が多い国は安定しているが活気が乏しい。現在の日本などは老人が多い国の典型であろう。ここでは今年7月に発表された最新の国連人口推計を用いて、人口からタイとベトナムの未来について考えてみたい。

かつては6人の子供を

『タイとベトナムの人口』出所:国連人口局のデータをもとに川島氏作成
図1にタイとベトナムの人口を示す。タイの人口は7200万人にまで増加したが、今後は減少する。2022年以降は中位推計と呼ばれる予測値であり、この値は後に示すように合計特殊出生率(TFR=一人の女性が生涯で産む子供の数)が現在とほぼ同じ値で推移するとして求めている。

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ベトナム・ビングループ主席経済顧問
Martial Research & Management Co. Ltd.,
チーフ・エコノミック・アドバイザー

川島 博之 氏

1953年生まれ。77年東京水産大学卒業、83年東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得のうえ退学(工学博士)。東京大学生産技術研究所助手、農林水産省農業環境技術研究所主任研究官、ロンドン大学客員研究員、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授などを経て、現職。
主な著書に『農民国家・中国の限界』『「食糧危機」をあおってはいけない』『「食糧自給率」の罠』『極東アジアの地政学』など。

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