ラオス中国鉄道が映し出す東南アジアの未来

ラオス中国鉄道が映し出す東南アジアの未来

公開日 2022.11.08

ラオスの首都ビエンチャンと同国の中国国境の町ボーテンを結ぶ「ラオス中国鉄道」の一部区間に先日ようやく乗ることができた。昨年12月3日の開通式典は、新型コロナウイルス流行中で現場取材はかなわなかった。同鉄道は中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の一環でもあり、中国雲南省の昆明からラオスを縦断し、将来はタイ、マレーシア、シンガポールまでつながる壮大なプロジェクトの先駆けとして世界的にも注目を集めている。中国がゼロコロナ政策を継続する中では、ラオス側が期待する中国人のラオス観光旅行が本格化するのはもう少し先のことになりそうだが、その時にはラオス経由での中国の東南アジアへの浸透が加速する可能性もありそうだ。

ラオスの中国向け債務のGDP比は合計で65%

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TJRI Editor-in-Chief

増田 篤

一橋大学卒業後、時事通信社に入社し、証券部配属。徳島支局を経て、英国金融雑誌に転職。時事通信社復職後、商況部、外国経済部などを経て、2005年から4年間シカゴ特派員。その後、デジタル農業誌Agrioを創刊、4年間編集長を務める。2018年3月から21年末まで泰国時事通信社社長兼編集長としてバンコク駐在。TJRIプロジェクトに賛同し、時事通信社退職後、再び渡タイし2022年5月にmediatorに加入。

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