ABOUT EVENT
今回ご紹介するタイ企業は、タイ証券取引所(SET)上場のUACグローバルです。同社は、1995年に化学品の輸入・販売事業をスタートし、現在では天然ガスの探査・生産、石油精製、石油化学、潤滑油、ポリマーおよびプラスチックなどさまざまな業界の顧客に対応し、循環型経済と環境に配慮し、社会的責任を果たす企業として、グローバルレベルの事業運営を目指しています。
また、近年は、代替・再生可能エネルギー分野への事業を拡大しており、クリーンエネルギーの開発やCCS/CCUSの技術、グリーン水素のバリューチェーン構築、タイでのEVステーションの構築など、さまざまな分野でのイノベーション技術、ノウハウを持つ日本企業のパートナーを募集しています。
今回の“Open Innovation Talk”は、ハイブリッド形式(オンライン/オフライン)で開催します。UACグローバルの事業戦略や日本企業との協業で希望する分野や方向性について皆さんと一緒に深掘りしていきたいと思います。なお、オフライン会場では、UACとの名刺交換の機会もご用意しております。
THE COLLABORATION
– ネピアグラス残渣の高付加価値製品の開発パートナー
– ネピアグラス残渣を活用した土壌改良材の開発・輸出パートナー
– チェンマイ県にあるバイオマス発電所から出るネピアグラスの廃棄量は約500~600トン/月
– ネピアグラスは近隣に位置する大手生産者であるGREEN GRASS DEVELOPMENT CO.,LTD. から供給。
– ネピアグラスの植栽面積は約1,000ライ。年間を通じて供給可能で、発電に十分。
– 土壌改良材用の原料はネピアグラスのほか、近隣の農家が持ち込んだトウモロコシを利用。これらを原料として活用することで、農家の収入を増やすこと、北部地域のPM10やPM2.5といった環境汚染問題の解決に貢献する。
– 工場内に原材料も確保しているため、年間を通じて保管・利用が可能。
タイのスコータイ県内のアルノータイとブラパーに位置するL10/43鉱区とL11/43鉱区の油田で、CCS/CCUSの技術パートナーを求めている。
二酸化炭素の回収・貯留・再利用、または水素エネルギーや低炭素水素ガスを製造できるパートナー。
・タイのスコータイ県内L10/43鉱区とL11/43鉱区の油田での原油掘削利権2033年
・石油産出量は平均300バレル/日。国内の製油所に販売
・UACグループ企業の2か所(石油生産プラント(PPP)サオティアン発電所(STA))に供給
有機廃棄物のバイオマスガス発電への投資パートナー
– 2か所のバイオガス発電所を持つ
1)チェンマイ県・メーテーン地区の発電所の発電量は1.5MW。主にネピアグラス、トウモロコシを利用。
2)コンケン県プマーマン地区でのコミュニティー発電。トウモロコシの茎等の作物を使ったバイオマスガス発電のパイロットプロジェクトでの発電量は3MW。
– ゼロ・ウェスト・マネジメントを採用した仕組みづくり。
– 農家や周辺コミュニティへの安定収入の確保
– ネピアグラスやトウモロコシの茎などの原料(43,000トン/年)
– 子会社のUAC ENERGY COMPANY LIMITEDでは、バイオマスガス発電のエンジニアリングサービスを提供。チェンマイ県のSunsweet PCL社に対して製造・設計のコンサル経験を持つ。Sunsweet社の余ったトウモロコシの穂を原料に使用している。
建物の管理で発生する経費の削減、データの分析・活用を目的として、データ管理出来るデジタルプラットフォームの構築を目指している。同社グループ企業の工場内のエネルギー消費量や電力、モーターの品質、可変速制御システム(VSD)、水質や水冷システム、空気質、ソーラーシステム等を管理できるシステムを構築できるパートナーを求めている。
UACのグループ企業
– 石油生産プラント(PPP)スコータイ県
– サオティアン発電所(STA)スコータイ県
– UAC Energy社:発電所や屋根型太陽光発電等、エネルギー事業への投資事業
– SOLAR ENERGY ROOF POWER COMPANY LIMITED(SEPR):屋根型太陽光パネルの電気生産と発電
– UAC & TPT ENERGY COMPANY LIMITED(UAC TPT):バイオマス発電生産事業
– UAC UTILITIES COMPANY LIMITED(UAC Utilities):ユーティリティおよびエネルギー事業
– UAC Top Energy:エネルギー事業への投資事業
– 水素エネルギー技術
– ノウハウを共有できるパートナー、または水素産業、特にグリーン水素の産業を伸ばしていくため、製造・活用・輸送を含め、一緒に開発・研究を行っていけるパートナーを求めている
UACグループが展開する再生可能エネルギー・代替エネルギー事業
– 代替エネルギー事業
UAC Energy社:発電所や屋根型太陽光発電等、エネルギー事業への投資事業
– 石油製品の生産
石油製品生産するプロジェクト。スコータイ県の原油掘削で得られる随伴ガス(Associated Gas)をさまざまな製品に変換する
1. C1燃料ガス、またはメタンガス
2. 液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas:LPG)
3. 天然ガソリン(Natural Gasoline:NGL)
– 天然ガス発電所
スコータイ県の2か所の天然ガス火力発電所。発電量は最大3MW、3.9MW。
– バイオマス発電
– 屋根型ソーラーパネル
– 廃棄物管理プロジェクト・リサイクル製品の開発
タイでEV充電ステーションの共同開発と投資が出来るパートナー
・QTC Energy PCL社と共同で投資、開発しているEVの急速充電装置ステーション事業
・現在はナコンラチャシマ県内のガソリンスタンドCaltexに2か所内に充電ステーションと4つの充電装置を設置
・同充電装置はタイ発電公社が展開するアプリケーション「BackEN」「EleXA」を通じて利用可
・第1フェーズでは、50KWから最大200KWまで対応の合計4つの充電ステーション、14の充電装置を設置を目標にナコンラチャシマの近隣地域に住む人々と、観光客の利用を促進していく
Mr. Chatchaphol Prasopchoke
Chief Executive Officer & President, UAC.
タマサート大学 MBA取得、モンクット王工科大学ラートクラバン校 電気工学 学士号取得
Mr. Jongrak Kemsawad
Vice President Strategic, UAC.
国立開発行政大学院(NIDA)ビジネス経済学修士号取得、チュラロンコン大学化学工学 学士号取得
【開催終了】タイで化学事業を牽引するUACグローバルがクリーンエネルギー事業の拡大を目指して日本企業の技術・投資パートナーを募集!
2023年2月24日(金)
タイ時間:14:00 – 16:00 / 日本時間:16:00 – 18:00
司 会:ガンタトーン・ワンナワス|mediator co., ltd. CEO
形 式:ハイブリッド(オフライン会場 / ZOOMを使ったオンライン配信)
会 場:Mediator Co., Ltd.内セミナールーム(Major Tower Thonglor 10F[map])
定 員:(オフライン会場)20名、(オンライン)500名
言 語:日本語 / タイ語の逐次通訳
参加費:無料
主 催:Thai – Japanese Investment Research Institute : TJRI(タイ日投資リサーチ)
1. TJRIのご紹介
2. ゲストトーク
- 事業概要の紹介
- 今後の事業計画
- ニーズ発表と日本企業との事業提携の機会提供
3. Q&A
ABOUT COMPANY
2021年総収益の56%がエネルギー、23%が石油化学を占めている。工業向け化学品や設備の輸入販売業事業を展開しており、天然ガスの探査・生産、石油精製、石油化学、潤滑油、ポリマーおよびプラスチックなどさまざまな業界における顧客のニーズに対応。2008年にはバンチャク・コーポレーション(BCP)の子会社との合弁事業を通してバイオディーゼル工場に投資し、再生可能エネルギーおよび代替エネルギー分野にも進出を果たす。スコータイ県で石油精製工程でガスを分離して再利用する石油製品工場の開発に投資、チェンマイ県でバイオマス発電所を開設したほか、屋根型太陽光発電所、ガス火力発電所にも投資している。
化学品・設備の輸入事業
エネルギー・石油製品、工業用製品、粗製グリセリン。製油所・石油化学の生産システムのコンサルティング。
再エネ・代替エネルギーへの投資
石油生産プラント、太陽光発電、燃料ガス発電、バイオマスガス化発電、廃棄物管理、コミュニティー発電など。
ラテックス、エマルジョン、ポリマーの製造販売
エマルジョンポリマーなどさまざまな業種・用途の各種化学品の受託製造・販売。
COMPANY OUTLINE
企業名 | UAC Global Public Company Limited |
設立年 | 1995年 |
資本金 | 367百万THB |
売上 | 1466百万THB / 2021年 |
Website | http://www.uac.co.th/ |
業種 | Petrochemicals & Chemicals |
国内拠点 | 8か所 |
海外拠点 | 1か所(ベトナム) |