ABOUT EVENT
今回ご紹介するタイ企業は、商業施設やオフィスビル、ホテル、集合住宅などの開発を手掛ける大手不動産デベロッパーのCentral Pattana Public Company Limited(セントラル・パタナ:以下、CPN)です。
CPNの管理下には、バンコク及び首都圏に15ヶ所、地方に22ヶ所、マレーシアに1ヶ所の合計38のショッピングセンターの他、オフィスビル10ヶ所、ホテル2ヶ所、住宅プロジェクト22ヶ所、コミュニティモール17ヶ所などがあります。
同社は、2050年までにネットゼロを達成すること、さらに国連で採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」に沿って立てたサステナビリティ目標の達成を目指しています。経済、社会、環境の3つの分野でガイドラインを定め、事業運営を行う上で、特にビジネスパートナーと環境のためにエネルギー消費の削減に重点を置いています。
再生可能エネルギーの使用率を高め、国際的なグリーンビルディング基準を満たす建物設計を行い、基準に満たない既存の建物はリノベーションをしていく計画があり、包括的な廃棄物管理やショッピングモールエリアの緑地を増やすことで都市住民や訪れる観光客の都市のオアシスにするために、現在、環境管理システムの領域でさまざまな角度から一緒に開発できるパートナー企業を募集しています。
今回の“Open Innovation Talk”では、CPNの事業戦略や日本企業との協業で希望する分野や方向性について皆さんと一緒に深掘りしていきたいと思います。
THE COLLABORATION
・「省エネ技術」または「エネルギー効率化の技術」
- ユーザーの快適性を損なうことなく、ショッピングモールで使用する電力消費量の削減
- 炭素排出量の削減またはクリーンエネルギーの使用量を増やす新技術
・CPNが管理、運営をしている不動産
- 38のショッピングセンター(バンコク及び首都圏に15ヶ所、地方に22ヶ所、マレーシアに1ヶ所)、オフィスビル10ヶ所、ホテル2ヶ所、住宅プロジェクト22ヶ所、コミュニティモール17ヶ所など
<主な営業総エネルギー消費量(ショッピングセンターおよびオフィスビル事業)>
(2021年現在)
1)電力庁から購入した電力は、HVACシステムと照明システムで使用される696,030MWhであり、総エネルギー消費量の97%を占める。
2)太陽エネルギーから生成された電力の使用は、19,317MWhで、総エネルギー消費量の2.7%。太陽電池は、18のショッピングモールに設置され、総容量は15.8MW。5年以内に38のショッピングモールに太陽電池の設置し、再生可能エネルギー使用を促進する。
3)芝刈り機、バン、バスでのディーゼル燃料の使用とフード・パークイベントがある場合のLPGの合計は、総エネルギー消費量の0.4%である。
・グリーンビルディング基準を満たすための技術(建材の選択、エネルギー利用、水の使用量の削減、温室効果ガス排出削減などを含む)
・既存のショッピングセンターやオフィスビルをグリーンビルディングにリノベーションする技術と設備
・CPNが管理、運営をしている不動産
- 38のショッピングセンター(バンコク及び首都圏に15ヶ所、地方に22ヶ所、マレーシアに1ヶ所)、オフィスビル10ヶ所、ホテル2ヶ所、住宅プロジェクト22ヶ所、コミュニティモール17ヶ所など
・ショッピングセンターにおける、空調システム、衛生設備、清掃や植栽の水やりなどで、水の使用量削減または使用効率を高める技術
・ショッピングセンターにおける経済的で安全な雨水収集・水処理技術
・ショッピングセンターにおける経済的で安全な排水リサイクル技術
・CPNが管理、運営をしている不動産
- 38のショッピングセンター(バンコク及び首都圏に15ヶ所、地方に22ヶ所、マレーシアに1ヶ所)、オフィスビル10ヶ所、ホテル2ヶ所、住宅プロジェクト22ヶ所、コミュニティモール17ヶ所など
Mr. Surasak Osotthanakorn
Head of Energy & Environmental Management, Central Pattana Public Company Limited
セントラル・ワールドでアシスタント・ゼネラルマネジャーを務めた後、セントラル・サラヤ及びザ・マーケット・バンコクでゼネラルマネージャーを歴任。現在はセントラル・パタナのエネルギー・環境マネジメントの責任者を務めている。カセサート大学電気工学部 学士号、モンクット王工科大学ラートクラバン校(KMITL)情報科学技術マネジメント学 修士号取得。
【開催終了】タイの不動産開発大手セントラル・パタナが持続可能なビル開発に向け環境・省エネ技術パートナーを募集
2022年11月30日(水)
タイ時間:10:30 – 12:00 / 日本時間:12:30 – 14:00
司 会:ガンタトーン・ワンナワス|mediator co., ltd. CEO
配 信:ZOOMを使ったオンラインLIVE配信
言 語:日本語 / タイ語の逐次通訳
参加費:無料
主 催:Thai – Japanese Investment Research Institute : TJRI(タイ日投資リサーチ)
1. TJRIのご紹介
2. ゲストトーク
- 事業概要の紹介
- 今後の事業計画
- ニーズ発表と日本企業との事業提携の機会提供
3. Q&A
ABOUT COMPANY
大型ショッピングセンターのほか、オフィスビルやホテル、住宅なども手掛けるタイ最大の商業施設の開発・運営会社。不動産の賃貸物件ファンド(CPNCG)および投資信託への出資も行う。借地権付き不動産(CPNREIT)および信託で、本投資法人のプロパティ・マネージメントを行っている。
ショッピングセンターの開発・運営
オフィスビルの開発・運営
賃貸および分譲住宅の開発・運営
COMPANY OUTLINE
企業名 | Central Pattana Public Company Limited |
設立年 | 1980年 |
資本金 | 2,244百万 THB |
売上 | 30,397百万 THB |
Website | https://www.centralpattana.co.th |
業種 | Property Development |
国内拠点 | 37のショッピングセンター(バンコク及び首都圏に15ヶ所、地方に22ヶ所)、オフィスビル10ヶ所、ホテル2ヶ所、住宅プロジェクト22ヶ所、コミュニティモール17ヶ所 |
海外拠点 | マレーシアにショッピングセンター1ヶ所 |
その他 | 2050年までに、複合型デベロッパーとして初めての「Net Zero」を実現することを目指す |