ベトナム現地取材リポート(5)ベトナムも中進国の罠に陥るのか

ベトナム現地取材リポート(5)ベトナムも中進国の罠に陥るのか

公開日 2023.03.08

先週、ベトナムに関する大きなニュースが続いた。ベトナム国会は2日、一連の汚職事件の政治責任を取る形で、任期途中の1月中旬に国家主席を辞任したグエン・スアン・フック氏の後任にボー・バン・トゥオン共産党書記局常務を選んだ。フック氏が米国と親しく自由貿易を推進してきたのに対し、トゥオン氏は、親中派とされ汚職撲滅を主導するグエン・フー・チョン書記長の側近のため、ベトナムが中国に傾いていくのではとの懸念も出ている。一方、1日にはビンファストが米国で電気自動車(EV)の販売を開始したと発表した。いずれも今後のベトナム政治経済の道筋を占うニュースと言える。  

セントラルGなどタイ企業の進出

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TJRI Editor-in-Chief

増田 篤

一橋大学卒業後、時事通信社に入社し、証券部配属。徳島支局を経て、英国金融雑誌に転職。時事通信社復職後、商況部、外国経済部などを経て、2005年から4年間シカゴ特派員。その後、デジタル農業誌Agrioを創刊、4年間編集長を務める。2018年3月から21年末まで泰国時事通信社社長兼編集長としてバンコク駐在。TJRIプロジェクトに賛同し、時事通信社退職後、再び渡タイし2022年5月にmediatorに加入。

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