2023年最初のキーワードはやはり「中国」

2023年最初のキーワードはやはり「中国」

公開日 2023.01.17

昨年最後のこのコラム(12月20日号)で、2022年のキーワードは「電気自動車(EV)」「脱炭素」「大麻」などだと紹介した。2023年最初のニュースキーワードは紛れもなく「中国」だろう。中国は1月8日、新型コロナウイルス対策として実施してきた入国時の隔離措置を撤廃、約3年間続けた「ゼロコロナ」政策を終了させた。これを受けて、超経済大国のグローバル経済への本格復帰に伴う特に観光分野への期待の一方で、中国国内で新型コロナが爆発的拡大する中での緩和ゆえに、世界にさまざまな波紋も広げている。タイでも1月5日の段階で中国人の大挙来訪に備え9日以降に入国する外国人に対し、ワクチンの接種完了証明の提示を求める新たなルールの導入を公表。しかし、そのわずか3日後に同規制の撤回を決めた。タイではよくある急な政策変更に慣れてきたと思っていた筆者でもさすがにその「朝礼朝改」ぶりには驚いた。

英エコノミスト誌の見立て

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TJRI Editor-in-Chief

増田 篤

一橋大学卒業後、時事通信社に入社し、証券部配属。徳島支局を経て、英国金融雑誌に転職。時事通信社復職後、商況部、外国経済部などを経て、2005年から4年間シカゴ特派員。その後、デジタル農業誌Agrioを創刊、4年間編集長を務める。2018年3月から21年末まで泰国時事通信社社長兼編集長としてバンコク駐在。TJRIプロジェクトに賛同し、時事通信社退職後、再び渡タイし2022年5月にmediatorに加入。

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