タイにおける中国、そして電気自動車

タイにおける中国、そして電気自動車

公開日 2022.07.12

今月5日、中国の王毅国務委員兼外相がタイのドーン副首相兼外相と会談するとともにプラユット首相を表敬訪問し、中国の経済圏構想「一帯一路」によるタイへの投資拡大など両国の経済関係の強化を確認した。特に東部経済回廊(EEC)での電気自動車(EV)と農業ビジネスへの投資、中国ラオス鉄道を通じたタイ中連結などが主要テーマだった。

タイの経済・社会の将来を左右するのはやはり中国なのかという命題はずっと変わっていない。約4年前にタイに最初に赴任する以前でも中国の上海汽車がCPグループと組んでタイ市場に進出するとのニュースは日本でも報じられ、強い記憶として残った。そして実際に駐在してからMGブランドの自動車があっという間に増えていったことを目の当たりにした。今号のFeatureでは倉庫・工業団地大手WHAグループのジャリーポーン最高経営責任者(CEO)のインタビューを掲載した。そこでもやはり一つの大きなテーマは中国の存在感の高まりだ。

ジャック・マーとドリアン

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TJRI Editor-in-Chief

増田 篤

一橋大学卒業後、時事通信社に入社し、証券部配属。徳島支局を経て、英国金融雑誌に転職。時事通信社復職後、商況部、外国経済部などを経て、2005年から4年間シカゴ特派員。その後、デジタル農業誌Agrioを創刊、4年間編集長を務める。2018年3月から21年末まで泰国時事通信社社長兼編集長としてバンコク駐在。TJRIプロジェクトに賛同し、時事通信社退職後、再び渡タイし2022年5月にmediatorに加入。

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