バンコクの渋滞は解消できるか ~タイ運輸部門のさまざまな課題~

バンコクの渋滞は解消できるか ~タイ運輸部門のさまざまな課題~

公開日 2023.07.25

今号で紹介した運輸総合研究所(JTTRI)のアセアン・インド地域事務所(AIRO)のシンポジウムは個人的にも非常に興味深いものだった。ただテーマが主に貨物輸送・物流という専門分野の話だったため、このビジネス分野に関心のある人以外にはなじみが薄かったかもしれない。一方、バンコク都庁(BMA)とタイ警察などが6月26日に開催したバンコクでの「面的交通管制(ATC)システム」の運用開始を記念するセレモニーはメディア的には小さな扱いだったかもしれないが、在タイ日本人を含む一般のバンコク市民にとって重要なニュースになる可能性もある。それは筆者にとってバンコクに最初の赴任後、驚きの1つだった「バンコクの主要交差点の信号は警察官が手動で操作している」という現実が変わるかもしれないことを示すものだったからだ。

バンコクの渋滞と信号システム

この記事は有料会員限定です。
続きを読むには有料会員契約へのお申し込みが必要です。

すでに有料会員の方
ログイン

無料会員の方
(※お問い合わせから有料会員に変更希望の旨、ご連絡ください。)
お問い合わせ

会員ではない方
有料会員お申込み

  • Facebook share
  • Twitter share
  • Line share

TJRI Editor-in-Chief

増田 篤

一橋大学卒業後、時事通信社に入社し、証券部配属。徳島支局を経て、英国金融雑誌に転職。時事通信社復職後、商況部、外国経済部などを経て、2005年から4年間シカゴ特派員。その後、デジタル農業誌Agrioを創刊、4年間編集長を務める。2018年3月から21年末まで泰国時事通信社社長兼編集長としてバンコク駐在。TJRIプロジェクトに賛同し、時事通信社退職後、再び渡タイし2022年5月にmediatorに加入。

Recommend オススメ記事

Recent 新着記事

Ranking ランキング

TOP