タイにとってのAPEC、そしてBCGモデル

タイにとってのAPEC、そしてBCGモデル

公開日 2022.12.07

先月18~19日にバンコクで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議では太平洋沿岸の主要国トップが多数集まり、タイのプラユット首相にとっては人生最大の晴れ舞台だっただろう。タイの地元テレビでは、空港に到着し、飛行機のタラップから降りてくる各国首脳をプラユット首相が出迎え、握手する姿が何度も放映された。そして最も放映されたのはやはり中国の習近平国家主席だろう。このほかでもベトナムのフック国家主席、ゲスト参加のサウジアラビアのムハンマド皇太子は空港でプラユット首相の出迎えを受けた。一方、ハリス米副大統領はスパタナポン副首相、ゲスト参加のマクロン仏大統領はプラウィット副首相、そして岸田文雄首相はアネーク高等教育相がそれぞれ出迎えた。このことだけで、タイ政府が中国に最大の敬意を払い、日本を軽視したとは判断できないが、それでも象徴的だった。

APECとは何か

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TJRI Editor-in-Chief

増田 篤

一橋大学卒業後、時事通信社に入社し、証券部配属。徳島支局を経て、英国金融雑誌に転職。時事通信社復職後、商況部、外国経済部などを経て、2005年から4年間シカゴ特派員。その後、デジタル農業誌Agrioを創刊、4年間編集長を務める。2018年3月から21年末まで泰国時事通信社社長兼編集長としてバンコク駐在。TJRIプロジェクトに賛同し、時事通信社退職後、再び渡タイし2022年5月にmediatorに加入。

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